お父さん、お母さん、おじいさん、おばあさん…そして、大切な子ども、夫婦愛…。
家族でなくても、身近な大切な人との絆をイメージできるような企画にしよう!というのはかなり初めの段階で決めていました。
それは…
たまに、保護を要するご家庭をテーマとした会議に出席させていただく機会があるのですが、
そこで取り上げられる事例は、信じられないくらい辛く悲しい現実なのです。「虐待」が実際に、私達の住む町のどこかで行われているという現実…。
僕も、子どもをお預かりするという立場ですし、「他人事」としてでなく、支援者として、また、地域の一員として、この現実から目を逸らせてはいけない、向き合わないといけないと感じます。
そして、"会議"からわかみやクラブに戻ると、親御さん達の心底子どもを愛しているのが伝わってくる連絡ノート。これを見ているだけで、すごく優しい気持ちになれるのです。
このギャップは一体???
(こんな優しい気持ちを皆で分け合えたら…)と想像してしまいます。
ジョンレノンの「IMAGINE」ではないですが(笑)、本当にそう感じます。
たった年一回のコンサートで世の中の何かが劇的に変わる訳ではない。
それぞれの抱える問題が解決する訳でもない。
それは重々承知しています。
けれど、
気づいた人が動かないと何も変わらない。気づいた人が責任者であると思うのです。
そして、これらの「家族愛」なり「誰かを思う気持ち」なりは、「相手を認めること」「相手を理解しようとすること」というノーマライゼーションの理念にどこかで繋がっていくような気がするのです。
まず、何かを発信しよう!という思いがこのコンサートには詰まっています。
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