わかみやクラブは(原則として)中学一年生から高校三年生までを過ごします。
高校3年生になり、就職先も決まり、あとは「卒業」を待つだけの日々となったある日、いつものようにレイくんと一緒にギターで歌を歌っていた時のこと、
急にレイくん、寂しそうな表情をして、
「小林さん、これで最後?」
と聞いてきました。
僕は涙が堪えきれず、「そうだよ。最後だよ…。」としか言えませんでした。
そして迎えた「卒業式」。
水越けいこさんがステージを披露してくださいました。
「BOY」、「ほほにキスして」、「Too Far Away」など、本当に、この学年の卒業に相応しい大感動のステージでした。
卒業式の次の日(受け入れは3/31までなので)、文字通り“最後の”レイくんとの音楽のひととき。
レイくんが選んだのは、彼自身が大好きなビートルズの「LET IT BE」。
「ホントにこれが最後なんだ」と思うと、涙、涙でまともに歌えませんでした…。
レイくんの歌と、僕のピアノと…真後ろではお迎えにいらしていた母であるけいこさんが見守っている…
そんな3人だけのラストシーン。
今でもよく思い出します。きっと、ずっと忘れる事はないでしょう。
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