2014年5月14日水曜日

「Dear My物語」~いつも支えてくれた連絡ノート~

話は9年前に戻ります。

レイくんが中学一年生になり、わかみやクラブの利用を開始しました。

もちろん、面接の時が初対面。お母さんであるけいこさんにも、当時は“音楽活動をお仕事でされている方”という認識でした。

根が優しくて真面目なレイくんは、いつもみんな
の人気者!すぐにわかみやクラブにも慣れて、たくさん楽しい時間を一緒に過ごしました。

やっぱり音楽が大好きで、よく一緒にピアノやギターを弾いてたっけ…。

水越さんは、毎日毎日、クラブと家庭の連絡ノートに、日々あった出来事などを書いてくれていました。今思えば、「ミュージシャン」というある種特別なお仕事をされていて、きっとすごく忙しい時もあったはずなのに…。

当時はまだクラブも設立から2年くらいしか経っていなかったので、まだまだ不安定な時期で(わかみやクラブが中野区で最初に出来た放課後クラブなんです)、

とにかく、お金がない!

これ、切実です(笑)。

勤務時間も夏休み・冬休みは朝から、それ以外は15:00からとか…「今日は子ども少ないから休んで」とか。今では想像もできないくらい過酷な労働、いや、生活でした。


食えないんだもん。まじで。


新聞配達は空きがないし、チラシのポスティングくらいしか掛け持ちでやれる仕事が無かったですから。

周りの友達は皆、就職してボーナスとか貰い、安定した生活をしている訳で、

「辞めようかな…」と頭をよぎった事は正直、何度かあります。

そんな中、水越さんはじめ、保護者さん達は連絡ノートに


「わかみやクラブをすごく楽しみにしています!」と何気なく書いて下さって、それを見る度、ファイトをいただき、ずっと進んで来れたのです。



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